坐骨神経痛の原因は、「右足首の緩さだった」
みなさんの中にも
・お尻~もも裏やスネがシビレて痛い
・長く座っていることができない
・歩いていると徐々に足が重だるくなってきて立ち止まる
・鍼灸やマッサージを受けた後は治った気がするけど、帰るころにはもう痛みが戻っている
こんなお悩みを抱えた方が数多くいらっしゃいます。
寒暖差が激しい昨今なので、2~3日前に急に症状が出てきた方もいれば、3~5年の間たくさんの治療院を巡り治療をしてきたけど治らない方など様々です。
そういったお悩みを持つ方に詳しくお話を聞いてみると2つの共通点がありました。
1つ目は、お尻~もも裏やふくらはぎを中心としたマッサージや鍼灸を受けていたこと。
2つ目は、左右どちらかの足首に過剰な緩さ(不安定性)が認められたこと。
ここで注目して欲しいのが2つ目にある「足首の緩さ」です。
例えば足首を挫く様な「捻挫」や足の骨折をすると、平均1ヶ月後から足首の緩さが出てきます。
これを検査するのが当院で行っている「FPI評価法」です。
この検査は、距骨下関節の運動軸や後足部の安定性など6つの観点から足首の安定性を評価していくものです。
私は開院以来、坐骨神経痛/脊柱管狭窄症/腰椎すべり症/腰椎椎間板ヘルニア/モートン病/外反母趾/内反小趾など様々な下肢疾患を持つ方にこの「FPI評価法」を実施してきました。
FPI値は5点以上から陽性となり「足首の緩さ(足関節不安定性)」が判断できます。
4年間で約1000名以上を診ていく中で、片足FPI値5以上の方は70% 約700人も存在したのです。
では足首に緩さがあると、どんな影響が出てくるのでしょうか?
下の図を見てみましょう。
これは医学用語で「上行性運動連鎖」といった物を表す図です。
足首が緩くて不安定になることによって、膝関節や股関節に加え骨盤までもが歪んでしまいます。
一言で簡潔にお伝えすると「体に捻じれる負担が加わって歪んでしまう」です。
神経には一つの特徴があります。
「圧迫には強いが捻じれる負担には弱い」
そのため足首が緩くて不安定だと、骨や筋肉の間を通って守られている神経に捻じれる負担が加わってしまい、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症などの辛く苦しい症状を引き起こしてしまうのです。
最後に当院であった1症例を紹介します。
・50代男性
・数か月前から車の運転中に、右お尻~足先にかけてシビレてきてブレーキを踏んでいる感覚も無くなる。
・痛み止めやマッサージを受けたけど改善がみられない
最初にご来院いただいた際はこのような状態でした。
詳しくお体を診ていくと
・FPI値 右5 左3
・右股関節可動域制限
・大殿筋 中臀筋の筋力低下
・10年前に右足首を捻挫して足がすごく腫れた
(特にリハビリはしていない)
が所見として認められました。
右足首のバランストレーニングを中心に治療を進めていくと、8回目程度で症状が緩解し3ヶ月程度かけて筋力トレーニングを行うことで再発防止までお体を良くすることができました。
いかがでしたでしょうか?
今この記事をご覧いただいているあなたにも、もしかしたら足首の緩みがあるかもしれません。
治療をしても思う様にお体良くなっていない方は、1度当院で足首からお体を検査してみませんか?
つくし鍼灸整骨院では
当院は、完全自費で、痛みやシビレ等の症状の根本的に改善を目的にしている治療院です。
当院に来て頂いている多くの患者さんは、病院で痛み止めの薬や湿布・ブロック注射・リハビリを受ける為に通っているけど、なかなか改善しない方。
このような方々は、病院でレントゲンやCT・MRIの検査を受け、原因がわからない、歳のせい、治らないと訴える方々がほとんどです。
レントゲンやMRIは、骨や関節に問題がないかを診ることが目的になります。日常生活動作における筋肉や関節の動きや歪み、身体の使い方などを診ることはできません。
当院では、カウンセリングによる過去の怪我、視診や触診による歩き姿・関節の動きや筋肉の状態などを把握し、痛みやしびれの本当の原因を説明し納得して頂いた上で施術を行います。その際に、具体的な治療期間や治療回数をお伝えさせて頂きます。
その結果、患者さんのゴールが明確になった状態で施術を受けていただく事ができます。
コラム監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員
経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院