整骨院と接骨院の違いは?
自宅で転倒して手をついて痛くなった、顔を洗う時、屈んで腰がギクッとして痛くなった、階段で足を捻って痛くなった、走っていて肉離れをしてしまった・・・
こんな時、選択肢の一つになるのが整骨院・接骨院になると思います。
では、整骨院・接骨院はどんなところかご存じでしょうか?
整骨院と接骨院は、どんなところ?
まず、整骨院と接骨院の違いはありません。どちらも柔道整復師という国家資格をもった先生が施術を行っています。なぜ名前が違うのかというと、特に理由はありません。
例えるなら、日本(にっぽん)と読むか、日本(にほん)と読むかの違いと一緒です。
そして、整骨院・接骨院の先生は厚生労働省や文部科学省が認めた専門学校や大学に3年から4年間通い、「解剖学」「生理学」「運動学」「柔道整復理論」などの身体の基本的なことを勉強します。その後、国家試験に合格した人だけが、資格を取得します。
整骨院・接骨院で施術をするには、「柔道整復師」という国家資格がないと施術を行えません。
では、保険適応になるもの、保険適応にならないものにどんな違いがあるかのだと思いますか?
一般的には、腰痛や肩こりでも保険を使って施術を受けられると思っている方が多いと思います。
実は、整骨院・接骨院で、保険証を使って施術を受ける為には、明確なルールが5つあります。
保険適応になるものは、「骨折」「脱臼」「捻挫」「打撲」「挫傷」の5つだけなります。これは、柔道整復師法や厚生労働省通知で定められています。
また、長年の腰痛、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、肩こり、四十肩、五十肩、変形性膝関節症など、病院で診断を受けた事があるも、慢性的な症状は整骨院・接骨院では、保険適応外になります。
つくし鍼灸整骨院で保険を使わないで施術を行っている理由
実際には、多くの方が腰の痛みが数カ月続いている・・・
首や肩の痛みがなかなか良くならない・・・足の痺れがとれない・・・
どこにいけば良くなるのかわからない、このままだと将来が不安だと思っている方も多いと思います。
例えば、保険を使って施術を行う場合、腰が痛いなら腰だけ、足首が痛いなら足首だけしか施術を行えません。腰痛の90%は腰に原因がないという研究もあります。
当院では、問診カウンセリングによる、過去の怪我、視診や触診による歩き姿・関節の動きや筋肉の状態などを把握し、痛みやしびれの本当の原因を見つけます。その為、その場しのぎの施術ではなく症状の根本改善を目的とした施術になります。お身体の悪い箇所をすべて施術する為には、保険を使用することできないと判断しました。
自費の施術だからこそ、お一人お一人に時間をかけてカウンセリングにする事によって患者さんにあった最善の対応ができると考えております。
コラム執筆・監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員
経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 つくし鍼灸整骨院を開院