あなたは、こんなお悩みはありませんか?
・歩いていると腰や膝が痛くなって、長く歩けない
・歩いているとお尻から足にかけてしびれや痛みがでてくる
・最近、外反母趾が気になる
腰痛や膝の痛み、坐骨神経痛がでてしまう原因はさまざまありますが、普段履いている靴にも原因があるかもしれません。「本当に靴が原因で、腰痛や膝の痛み、坐骨神経痛がでるのか」と思われたかもしれません。足からの捻じれは、膝の痛み・股関節の痛み・腰痛・坐骨神経痛などに関係する場合が多くあります。履いている靴を変えるだけで、歩き方や姿勢も変わって痛みやしびれが良くなることもたくさんあります。ですが、靴を変えたからといって、すべて解決するわけではなく、原因の一つなので、気をつけてください。
80%以上の人が、足のサイズを間違えています!
当院に来れれている患者様の80%以上の方が、自分の足のサイズを間違えています。約1~2㎝大きい靴を履いている事がほとんどです。実際に足のサイズを測ると「自分の足が、こんなに小さかったの知らなかった」とビックリされることが多くあります。
大きい靴を履く事で、足の使い方やバランス感覚が悪くなり、捻じれが生じやすくなります。生活習慣の中で、足首や膝や股関節の使い方や動き方も悪くなっいき、腰の方まで負担が増えていきます。また、過去に足首の捻挫をしたり繰り返していると、足自体も不安定な状態になっているので、膝や股関節、腰に負担がさらに増える可能性が高くなります。
靴選びについての質問は、当院に訪れる患者さんからよく聞かれます。自分が今履いている靴が身体に良くない可能性があると感じつつ、何を基準に選べば良いかわからない、というのが一般的な声です。
では、どのような靴が良いのでしょうか。
あなたが履いている靴は以下のような特徴がありませんか?
例えば、かかとの部分が柔らかく、簡単に押し潰せるような靴です。このような靴は歩行時に足首の安定性を損ねます。
さらに 靴を両端から曲げてみてください。半分に折れるような靴は歩行が不安定になります。
これらの特徴は、歩行に問題を抱える方が選びがちなものです。特に外反母趾や扁平足の方が、このような柔らかい靴を選ぶ傾向があります。なぜなら、靴が軽い、履くのが楽という理由で選んでしまいます。決して、軽くて柔らかい靴が悪いわけではありません。長い時間歩くことや履く事に向いていないだけなのです。近くのコンビニに行くとか、ごみを捨てに行くくらいの時間であれば問題ないのですが、そうでなければ、歩くための靴でお出かけすることをオススメします。
「スポーツ用だから大丈夫」と思っている方、ランニングシューズも含めて一度確認してみてください。歩くことに適していない場合もあります。歩行を目的とした靴選びは、とても大切です。
では、どんな靴が適しているでしょうか?
靴選びのポイントは4つ
1.踵は硬くて、しっかりしている靴を選ぶ
まず、かかとが固く、写真のように簡単には潰れないものが良いです。これは歩行の安定性に寄与します。
2.足の指の動く場所か曲がる
靴を両方から押しても、矢印の箇所(足の親指の拇指球の部分)からしか曲がらない靴が望ましいです。これも歩く時の足の移動を靴が助けてくれます。
3.捻じれにくい靴を選ぶ
靴を両手で持ち、左右に反対に捻ってみてください。簡単には捻られないものが良いです。
4.自分の足のサイズを測ってもらい、合わせる。
足のサイズを貼る際に、長さ・幅・周囲があります。例えば、足の大きさを聞かれると○○cmですとお応えすると思うのですが、これは踵から指先の長さになります。ですが、足の幅や周囲も測ってフィッティングすることで、自分の足のサイズに合った靴を選ぶことができます。
まとめ
もし、なかなか良くならない慢性の腰痛や膝や股関節の痛み、坐骨神経痛があるなら、一度靴を見直してみる事をおすすめいたします。当院で、靴を見直してもらい、自分の足にあった靴を履いてもらうことで患者様からうれしいお声をもらうこともたくさんあります。しかし、靴を変えたから腰痛や膝や股関節の痛みや坐骨神経痛が良くなるわけではありません。痛みやしびれの原因が靴や足首にもあった場合、治療のひとつとなります。ぜひ、参考になればと思います。実際に、多くの靴はこの基準に適合しません。
おすすめの靴
当院としては、ニューバランス(880シリーズや574シリーズ) やアシックス、ミズノのメーカーの靴がお勧めですが、このメーカーでも上記の条件に合わない靴もありますので、実際に店舗で探してみることをオススメします。
硬い靴に慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、履き続けることで快適に歩ける可能性が高くなります。さらに、足のサイズをしっかり合わせることも、とても重要になります。
不明点があれば、店舗で相談、または当院でのご相談も大歓迎です。あなたに合った靴をご提案をいたします。
コラム執筆・監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
・厚生労働大臣認定資格
柔道整復師 鍼灸師 専科教員
・経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院