膝の内側が痛い! 体に何が起こっているの?
実は人間である以上、膝の内側に痛みが出るのは避けられないと言っても過言ではありません。
そのカギを握るのは「縫工筋(ほうこうきん)」と膝関節の構造自体の影響の2つです。
筋肉は基本的に関節に向かって真っすぐ付いているのですが、この筋肉は捻じれながら膝の内側に付く特殊な筋肉です。
そのため、膝の内側には常に捻じれるストレスが加わりやすく痛みが出やすいのです。
また、縫工筋は半月板と繋がっているため半月板にも負担が加わりやすく、膝のクッションが働かなくなることも多々あります。
そして膝関節の構造の影響ですが、1つ皆さんも考えてみましょう。
股関節(足の付け根)は曲げる 伸ばす 回すなど色んな方向に動きますよね。
なので股関節は3軸の関節になります。
足首はどうでしょう。
上に上げる 下に降ろす 回すなど色んな方向に動きますよね。
なので足首も3軸の関節になります。
では膝は…?
曲げ伸ばしは出来ますが回すことはできますか?
難しいですよね。
なので膝は1軸の関節になります。
そのため、構造上動きが少ない膝は股関節と足首の影響を受けることが多く、膝だけ悪くなることはめったに考えられません。
まとめると
- 縫工筋の影響で捻じれるストレスが加わりやすい
- 曲げ伸ばししかできないので上下の関節の影響を受けやすい
なので
・鵞足炎(がそくえん)※膝内側の筋肉の炎症
・半月板損傷(はんげつばんそんしょう)※内側のクッションの出血
を引き起こしやすくなります。
治療法の違い
上の図をご覧ください。
一般的に行われる対処療法の特徴は「膝だけ」を治療していくモノが主流です。
しかし、当院にご来院いただく方の多くは対処療法で改善が見られないケースが8割です。
なので当院では膝周りの施術も当然行いますが、
- 周囲関節の可動域改善
- 再発防止トレーニング
- 歩行改善
- シューズフィッティング
- 足病医使用 オーダーメイドインソール処方
の5つの観点から、「対処療法では辿り着けない圧倒的な根本改善」を皆さんに提供します。
つくし鍼灸整骨院での改善方法
当院は、完全自費で、痛みやシビレ等の症状の根本的に改善を目的にしている治療院です。
当院に来て頂いている多くの患者さんは、病院で痛み止めの薬や湿布・ブロック注射・リハビリを受ける為に通っているけど、なかなか改善しない方。
このような方々は、病院でレントゲンやCT・MRIの検査を受け、原因がわからない、歳のせい、治らないと訴える方々がほとんどです。
レントゲンやMRIは、骨や関節に問題がないかを診ることが目的になります。日常生活動作における筋肉や関節の動きや歪み、身体の使い方などを診ることはできません。
当院では、カウンセリングによる過去の怪我、視診や触診による歩き姿・関節の動きや筋肉の状態などを把握し、痛みやしびれの本当の原因を説明し納得して頂いた上で施術を行います。その際に、具体的な治療期間や治療回数をお伝えさせて頂きます。
その結果、患者さんのゴールが明確になった状態で施術を受けていただく事ができます。
コラム監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員
経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 つくし鍼灸整骨院を開院
参考文献
スポーツ選手における鵞足炎の臨床的特徴と我々の運動療法成績についての検討
https://www.jstage.jst.go.jp/article/thpt/23/0/23_0_O064/_article/-char/ja/
鵞足炎におけるトリガー筋の鑑別検査
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551102203
膝関節の老化と疼痛因子
https://www.meiji-u.ac.jp/res_cent/files/2011/05/32_1.pdf