台東区の整体なら「つくし鍼灸整骨院」

3257931_s急に股関節が痛くなってこの記事をご覧になっている皆さん。

筋肉の問題じゃなくて、「特発性大腿骨頭壊死症」と呼ばれる骨の問題かもしれません。

 この疾患は、整骨院や整体でよくなるものではありません。専門医の受診が必要になります。万が一の場合がありますので、特徴をお話しさせていただきます。

 

特発性大腿骨頭壊死症って?

特発性大腿骨頭壊死症

・比較的急に発症する股関節痛と跛行

・構造的に阻血による壊死を起こしやすい

・阻血に至る経緯がはっきりしない

・年間約2000人程度の発症例

・アルコール多飲やステロイド剤服用で発症リスク増大

 

図1

 

 

 

※画像引用

https://www.joa.or.jp/
public/sick/condition/femur_head_necrosis.html

 

類似疾患として変形性股関節症がよく挙げられます。

しかし変形性股関節症との大きな違いは、急に激痛が始まり歩けなくなるのが特徴です。

また、骨壊死はレントゲン検査で判断することできません。

レントゲン検査後に骨の異常が見られず、症状が変わらない場合はMRI検査も視野に入れましょう。

 

どうして大腿骨頭が壊死するの?

少し専門的なお話をさせていただきますね!

体を正常に保つためには、他の組織と同じように骨にも血液循環が必要です。

構造的に数か所、血流障害を起こしやすい場所があります。

その中で代表的なのが「大腿骨頭」です。

大腿骨頭の栄養血管である「大腿骨頭動脈」は成人の内20~30%が閉鎖している傾向にあります。

そのため、隣接する血管に栄養供給を依存しやすい傾向が強いため阻血壊死を起こしやすいのです。

この壊死した骨の部分が大きいと体重を支えきれなくなって、潰れて(陥没変形)しまい痛みが出てきます。

近年は原因がはっきりしていない場合が多く、「特発性大腿骨頭壊死症」と呼ばれています。

唯一解明されているのは、年間2000人程度の発症がある中で、アルコール多飲やステロイド剤の服用に関連して発症することが多いことです。

 

大腿骨頭壊死で整骨院ができる事

大腿骨頭壊死症で整骨院ができることは、「経過次第」で出来る事が変わってきます。

なぜなら骨の特徴として

 

骨は壊死していても潰れなければあまり症状を出さない

 

があるからなんです。

 

股関節の痛みが出てしまった段階では、既に股関節が潰れて陥没しています。

強いて言えば、お酒の飲みすぎとステロイド剤の服用をコントロールしましょう。

 

ですが、発症してからの症状の出方は様々です。

発症初期には比較的強い痛みがありますが、杖や局所の安静、投薬で治まる場合も多くあります。

 

ここで1点注意が必要です。

手術が必要な場合です。

 

骨壊死の範囲が広く今後の変形が大きく予測される場合には、大腿骨内反骨切り術や人工股関節などの手術療法が推奨されます。

 

早め早めの治療が予後を左右しますので、急に痛みが強く出てきた場合は病院や整骨院などの先生に相談をして、レントゲン検査やMRI検査を行うことをオススメします。

痛みの原因をはっきりさせ、症状にあった治療やリハビリをした方が今後の日常生活を明るく送れる可能性がとても高くなります。

 

つくし鍼灸整骨院での改善方法

施術当院は、完全自費で、痛みやシビレ等の症状の根本的に改善を目的にしている治療院です。

当院に来て頂いている多くの患者さんは、病院で痛み止めの薬や湿布・ブロック注射・リハビリを受ける為に通っているけど、なかなか改善しない方。

このような方々は、病院でレントゲンやCT・MRIの検査を受け、変形は少しあるけど痛みの原因がわからない、歳のせい、治らないと訴える方々がほとんどです。

レントゲンやMRIは、骨や関節に問題がないかを診ることが目的になります。日常生活動作における筋肉や関節の動きや歪み、身体の使い方などを診ることはできません。

当院では、カウンセリングによる過去の怪我、視診や触診による歩き姿・関節の動きや筋肉の状態などを把握し、痛みやしびれの本当の原因を説明し納得して頂いた上で施術を行います。その際に、具体的な治療期間や治療回数をお伝えさせて頂きます。

その結果、患者さんのゴールが明確になった状態で施術を受けていただく事ができます。しかし、当院で、検査を行い股関節の状態によってはセカンドオピニオンを受けていただく場合もあります。

もし、股関節の事でご不安な事があればいつでもご相談くだい。

お問い合わせは、こちらから。

参考文献

日本整形外科学会 特発性大腿骨頭壊死症

https://www.joa.or.jp/
public/sick/condition/femur_head_necrosis.html

柔道整復学・理論編 改訂第7版

https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524233182/

 

柔道整復学・実技編 改訂第2版

https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524250349/

 

整形外科学 改訂4版

https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524259441/

 

コラム執筆・監修者

合同会社 Rerise院長

つくし鍼灸整骨院

代表取締役 東 智博

厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員

経歴:

墨田区内整骨院勤務14年

2019年7月 つくし鍼灸整骨院を開院

 

 

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