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3627488_s熱中症とは?

熱中症は、高温多湿な環境で体温調節がうまくできなくなり、体温が異常に上昇することによって発生する健康障害です。熱中症は軽度のものから重篤なものまであり、最悪の場合は命に関わることもあります。これから梅雨に入りますが、知らぬ間に熱中症になっていたりすることもありますので、少しでこの情報がお役に立てればと思います。

熱中症になる理由

熱中症の主な原因は以下の通りです:

  1. 高温環境:気温が高く湿度も高いと、体が熱を逃がしにくくなります。
  2. 運動や労働:高温環境下での激しい運動や肉体労働は、体温の上昇を招きます。
  3. 水分不足:汗をかいて水分とミネラルを失うことで、体の水分バランスが崩れ、体温調節機能が低下します。
  4. 体調不良:持病や薬の影響で体温調節がうまくいかない場合があります。

ミネラルと栄養との関係

熱中症とミネラルや栄養の関係も重要です。汗をかくと体内のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが失われます。これらのミネラルは、体液のバランスを保ち、筋肉や神経の機能を正常に保つために必要です。

  • ナトリウム:体液のバランスを保つために必要。塩分を含む食品やスポーツドリンクで補給しましょう。
  • カリウム:筋肉の機能を維持し、血圧を調整するために必要。果物や野菜(バナナ、ほうれん草など)から摂取できます。
  • カルシウム:骨の健康を保ち、筋肉の収縮を助けます。乳製品や小魚から摂取できます。
  • マグネシウム:エネルギーの生成や筋肉の収縮を助けます。ナッツや豆類から摂取できます。

高齢者が熱中症にかかりやすい理由

高齢者は若年者に比べて熱中症にかかりやすい傾向があります。その理由は以下の通りです:

  1. 体温調節機能の低下:加齢により体温調節機能が低下し、汗をかきにくくなったり、体温が上昇しやすくなります。
  2. 体内の水分量の減少:加齢とともに体内の水分量が減少し、脱水症状になりやすくなります。
  3. 感覚の鈍化:喉の渇きを感じにくくなるため、水分補給が遅れがちです。
  4. 持病や薬の影響:心臓病、高血圧、糖尿病などの持病や、これらの治療に使われる薬が体温調節に影響を与えることがあります。
  5. 生活環境:一人暮らしの高齢者は適切なエアコンの使用や水分補給を怠りがちであることが多いです。

熱中症予防策

高齢者が熱中症を予防するための具体的な対策は以下の通りです:

  1. こまめな水分補給:定期的に水分を摂るようにし、喉が渇く前に水を飲む習慣をつけましょう。スポーツドリンクなど、電解質を含む飲料も有効です。
  2. 涼しい環境の確保:エアコンや扇風機を適切に使用し、室温を快適に保ちましょう。外出時は涼しい場所で休憩を取るよう心がけましょう。
  3. 適切な服装:通気性の良い服を着用し、直射日光を避けるために帽子や日傘を使用しましょう。
  4. 周囲のサポート:家族や介護者が定期的に様子を確認し、体調の変化に気づいたらすぐに対応することが重要です。
  5. 健康管理:日頃から体調を整え、特に持病を抱えている場合は医師の指導に従って適切な管理を行いましょう。

参考文献

  1. 日本熱中症学会:「熱中症予防ガイドライン」
  2. 厚生労働省:「熱中症を予防するために」
  3. 日本スポーツ協会:「熱中症予防のための水分・塩分補給の指針」
  4. American College of Sports Medicine (ACSM):「Exercise and Fluid Replacement」
  5. 日本熱中症学会:「高齢者の熱中症対策」 
  6. 厚生労働省:「高齢者の熱中症予防ガイドライン」

コラム執筆・監修者

合同会社 Rerise院長

つくし鍼灸整骨院

代表取締役 東 智博

厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員

経歴

墨田区内整骨院勤務14年

2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院

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