はじめに
「最近、口臭が気になる」「家族に指摘されたけど、どうしたらいいの?」そんなお悩みを抱えていませんか?
高齢者の口臭は、加齢による口腔内の変化が原因で起こることが多く、適切なケアを行えば改善できます。本記事では、口臭の原因と具体的な対策を詳しく解説します。
口臭の原因
高齢者の口臭の主な原因は、大きく以下の5つに分類されます。
- 口腔乾燥(ドライマウス)
加齢とともに唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなります。 - 歯周病
歯を支える組織が炎症を起こすことで、膿が溜まり、悪臭を放つことがあります。 - 舌苔(ぜったい)の蓄積
舌の表面に汚れが溜まると、細菌が増えて口臭の原因になります。 - 入れ歯の汚れ
入れ歯に食べかすや細菌が付着すると、不快な臭いを発することがあります。 - 消化器系の不調
胃腸の働きが低下すると、胃から上がってくるガスが口臭につながることがあります。
具体的な対策
口臭を防ぐためには、以下のような具体的な対策を実践することがおすすめです。
① 口腔乾燥(ドライマウス)への対策
- こまめに水分補給をする(特に朝起きたときや食事の前後)
- よく噛んで食べることで唾液の分泌を促す
- キシリトールガムを噛んで唾液の分泌を促進する
- 口腔保湿ジェルやスプレーを活用する
② 歯周病への対策
- 1日2~3回、正しい方法で歯を磨く(歯間ブラシやデンタルフロスも活用)
- 定期的に歯科検診を受け、歯石の除去を行う(3~6か月ごと)
- 歯茎のマッサージを行い、血流を促進する
③ 舌苔の蓄積を防ぐ対策
- 1日1回、専用の舌ブラシで優しく舌を磨く(やりすぎると逆効果)
- 口の中が乾燥しないように、適度に水を飲む
- 口を閉じて鼻呼吸をする習慣をつける
④ 入れ歯の清潔を保つ対策
- 毎日入れ歯を洗浄し、専用の洗浄剤を使用する
- 寝るときは入れ歯を外し、細菌の繁殖を防ぐ
- 入れ歯と歯茎の間の汚れも忘れずに清掃する
⑤ 消化器系の不調への対策
- 胃に優しい食生活を心がけ、暴飲暴食を避ける
- 食物繊維を積極的に摂取し、便秘を予防する
- 適度な運動を行い、胃腸の働きを活性化させる
まとめ
高齢者の口臭の主な原因は、口腔乾燥、歯周病、舌苔、入れ歯の汚れ、そして消化器系の不調にあります。しかし、日常的なケアを適切に行うことで、口臭を予防し、快適な生活を送ることができます。また、胃腸の不調がある事で、食欲が落ちたり、栄養の吸収が悪くなる事で、筋肉も落ちてしまい、今までなかった腰痛や膝の痛みに繋がってしまいます。
今日からできる簡単な対策を取り入れ、健康な口腔環境を保ちましょう。口臭の悩みを解決し、自信を持って会話を楽しめるようになるために、一つずつ実践していくことが大切です。
参考文献
- 日本歯科医師会「高齢者の口腔ケアと健康」
- 厚生労働省「高齢者の口腔衛生管理マニュアル」
- 日本歯周病学会「歯周病と全身の健康」
コラム執筆・監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
・厚生労働大臣認定資格
柔道整復師 鍼灸師 専科教員
・経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院