わずか30分の歩行が、私たちの命を変えることができる…信じられますか?
私たちの体にとって、歩くことはもっとも自然であり、命のキーコードとも言えるものです。
何度も研究され、歩行の素晴らしい効果が浮き彫りにされています。
歩くことで起きる体の影響
- 心血管系の健康向上
歩くことは有酸素運動の一形態であり、これにより心臓が効率的に血液を全身に送る能力が向上します。継続的な歩行は、心臓病のリスクを低下させ、高血圧を予防または管理するのに役立つとされています。 - 筋力と耐久力の増加
歩行は主に下半身の筋肉を使うため、定期的に歩くことで足や臀部の筋肉を強化できます。 - 骨の健康
歩行は荷重負荷がかかる運動であるため、骨密度の維持や増加に寄与し、骨折のリスクを減少させる可能性があります。 - ストレスの軽減
歩行は、エンドルフィン(体内の天然の鎮痛剤)の分泌を促進するため、気分を良くする効果があります。 - 体重の管理
定期的な歩行は、カロリーを燃焼し、体重を管理する手助けとなります。 - 脳機能の向上
歩行は血流を増加させるため、脳への酸素供給も増え、認知機能の維持や向上に役立ちます。アルツハイマー病や認知症のリスクの低下とも関連が指摘されています。
デメリット
- 過度な歩行による筋肉や関節の疲労
長時間または高い強度での歩行は、筋肉や関節の疲労や痛みを引き起こす可能性があります。また、足と靴のサイズが合っていないことでも起こりえます。 - 不適切な履物の使用による足の問題
正しいフィットの靴を使用しない場合、かかとの痛みや骨刺、足のアーチの問題が生じる可能性があります。 - 交通事故のリスク
歩行者として道路を歩く際、交通事故のリスクが増加します。なるべく、明るい時間にウォーキングなどされることをおすすめいたします。
歩数と時間の目安
- 歩数の目安
一日の歩数: 平均8,000歩は、健康増進のための一般的な目安とされています。この数字が普及した背景には、研究に基づく具体的な証拠というよりも、取り組みやすい目標として設定されたという側面が強いです。しかし、実際に1日平均8,000歩以上、歩くことで、心血管疾患のリスクを減少させるなどの健康効果が得られることが研究で示されています。
- 時間の目安
一日の適切な歩行時間: 約30分〜1時間 世界保健機関(WHO)などの専門機関は、中強度の有酸素運動(歩行を含む)を週に150分以上、もしくは高強度の有酸素運動を週に75分以上行うことを大人に推奨しています。これを一日に分解すると、中強度の運動である歩行を約20〜30分程度、毎日行うことが目安となります。 ただし、これらの目安はあくまで一般的なものであり、個人の健康状態や生活スタイルに応じて調整が必要です。例えば、高齢者や特定の健康問題を持つ人は、医師や専門家と相談した上で、適切な歩行の目安を設定することが望ましいです。
まとめ
つくし鍼灸整骨院では、歩行も大切にしています。
歩くことは、心を鍛え、肺を活性化させる歩行。それは私たちの心臓や血管を強くし、高血圧や冠動脈疾患のような病気から私たちを守ってくれます。
血の流れをスムーズにし、私たちの細胞に活力を与えてくれるのも、この歩行の力。
そして、理想的な体形を手に入れるための助けとなる歩行。継続することで、燃えるカロリーが増え、健康的な体を手に入れることができます。
心の健康も、歩行の恩恵を受けることができます。ウォーキングをすることで、日々のストレスを和らげ、心をリフレッシュさせることができます。
また、心地よい眠りへと導くのも、適度な運動の力。深い眠りの中で、日々の疲れを癒すことができます。
歩行は、筋肉を全体的にバランス良く鍛え、毎日の活動に活力を与えてくれます。
歩行の効果は、科学的にも明らかです。日常生活の中に少しの歩行を取り入れるだけで、もっと健康で、もっと幸せな毎日が手に入ります。
自分のペースで、少しずつ新しい歩みを始めませんか?
当院では、歩行動作や足のサイズや靴の検査も行います。必要であれば、あなたに合ったお靴や医療用矯正インソールである「Formthotics」をご案内するこもできます。
お靴と足のサイズが合っていなければ、どれだけ歩いてもいい影響は得られません。
もし、歩く時の姿勢や外反母趾などの不具合や不安があれば、一度ご相談ください。お待ちしております。
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コラム執筆・監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員
経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院