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秋バテとは

3813425_m秋バテは、夏から秋にかけての季節の変わり目に現れる体調不良の総称です。夏の暑さで疲れが蓄積した状態に加え、秋の気温や湿度の変化が自律神経に負担をかけることで、疲労感や不調が長引くことがあります。秋の昼夜の温度差や、夏場に冷房を使いすぎたことによる体の冷えなどが原因で、体が気温の変化にうまく適応できず、心身のバランスが崩れやすくなります。特に近年では、地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象による気候の変動が激しく、秋バテに悩む人が増加しています。このような現象は、従来の夏バテとは異なる秋特有の不調として認識されるようになり、医学的にも問題視されています。睡眠不足は、体の代謝を低下させ、場合によっては筋肉を減らしてしまうこともあります。そこから腰痛や膝の痛みに繋がってしますこともあります。

秋バテの症状

秋バテの代表的な症状は以下の通りです。

  • 体がだるく、疲れが取れない
  • 食欲が低下し、胃腸の調子が悪い
  • 頭痛や肩こり、腰痛などの体の不調
  • イライラや不安感
  • 睡眠障害や寝つきが悪い
  • 手足の冷えや血行不良

これらの症状は、自律神経系の乱れによって引き起こされることが多いです。自律神経系は、体の温度調整や内臓の働きを管理しており、季節の変わり目には特に負担が増えます。そのため、夏から秋にかけて気温が急激に変化する時期は、体調不良を訴える人が増える傾向にあります。

秋バテの原因

秋バテの主な原因としては、以下の要因が考えられます。

  1. 昼夜の気温差:秋になると、日中はまだ暖かいものの、朝晩は冷え込むことが多くなってきます。この気温差が体に負担をかけ、自律神経系のバランスを崩しやすくなります。
  2. 冷房の使いすぎ:夏に冷房を長時間使っていたことが、体の冷えを引き起こし、血行不良や代謝の低下をもたらします。これが秋バテの症状を引き起こす一因となります。
  3. 湿度の変化:夏場は湿度が高いですが、秋になると乾燥しやすくなり、体内の水分バランスが乱れがちです。これにより、体がだるく感じることが多くなります。
  4. 夏の疲れの残留:夏の暑さで体力を消耗したまま、秋に入っても回復しないことがあります。特に、暑さによる寝不足や、食欲不振が続いたまま秋に突入すると、疲労感が抜けず、体調不良を引き起こします。

秋バテの対策

秋バテを予防し、改善するためには、以下の対策を取り入れることが効果的です。

  1. 適切な体温調整:日中は暖かくても、朝晩は冷え込むことが多いので、薄手のカーディガンやストールを持ち歩くなどして体温調整を行いましょう。急激な温度変化を避けることが自律神経を守るポイントです。
  2. 栄養バランスの取れた食事:自律神経の働きを助けるためには、ビタミンB群や鉄分、マグネシウムなどのミネラルを含む食事を意識的に摂ることが重要です。これらはエネルギー代謝を助け、疲労回復にも役立ちます。
  3. 適度な運動:軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない運動を日常に取り入れましょう。運動をすることで血行が良くなり、自律神経のバランスが整いやすくなります。
  4. 質の良い睡眠:規則正しい生活リズムを保ち、夜更かしを避けることで、睡眠の質を向上させることができます。自律神経を整えるためには、十分な睡眠が不可欠です。
  5. 水分補給:秋は乾燥しやすいため、こまめに水分を補給することも忘れないようにしましょう。体内の水分バランスが整うことで、疲労感が軽減されます。

秋バテに良い食べ物

秋バテを予防するためには、食事にも工夫を取り入れることが大切です。

  1. ビタミンB群を含む食品:ビタミンB1はエネルギー代謝を促進し、疲労回復に役立ちます。豚肉や玄米、大豆などが豊富に含まれています。
  2. 鉄分を含む食品:鉄分が不足すると貧血を引き起こし、疲労感が悪化します。レバーやほうれん草、あさりなどが鉄分を豊富に含んでいます。
  3. マグネシウムを含む食品:マグネシウムは自律神経を整える作用があり、ナッツ類や海藻類、豆腐などに多く含まれています。
  4. 秋の旬の野菜や果物:さつまいもやかぼちゃ、きのこ類などの秋の食材は、栄養価が高く、体を温める効果も期待できます。

秋バテに良くない習慣

秋バテを悪化させる習慣も存在します。以下の点に注意しましょう。

  1. 冷たい飲食物の過剰摂取:冷たいものを摂りすぎると、内臓が冷えて代謝が低下し、体調不良を引き起こします。温かい飲み物やスープを意識して摂るようにしましょう。
  2. エアコンの使いすぎ:夏場にエアコンを過度に使いすぎると、体が冷えすぎてしまい、秋に入っても冷えが残ってしまいます。適切な温度設定を心がけましょう。
  3. 不規則な生活:生活リズムが乱れると、自律神経系も乱れやすくなります。規則正しい生活を心がけ、夜更かしや食事の時間を整えるようにしましょう。

まとめ

秋バテは、季節の変わり目に多くの人が経験する体調不良ですが、適切な対策を取ることで予防や改善が可能です。体温調整や栄養バランスの取れた食事、適度な運動、質の良い睡眠を意識して、秋バテを乗り越えましょう。身体は唯一無二のものです。身体の代謝が落ちることで、血液循環や免疫・筋肉量などが落ちてしまうことで、活動量が落ちて腰痛や坐骨神経痛、膝や股関節の痛みに繋がる場合もあります。少しでも身体に良いものを取り入れ、一日でも元気な身体を保ちましょう。そうすることで、日々のお生活が楽しく元気に過ごせるようになります。

参考文献

  1. 小林一行著『自律神経が整う生活』 (2020)
  2. 日本気象協会「季節の変わり目に注意!秋バテ対策」 (2023)
  3. 高橋誠一郎著『四季の変化と体調管理』 (2021)
  4. 健康増進センター「秋バテの症状と予防法」

コラム執筆・監修者

合同会社 Rerise院長

つくし鍼灸整骨院

代表取締役 東 智博

・厚生労働大臣認定資格 

柔道整復師 鍼灸師 専科教員

・経歴

墨田区内整骨院勤務14年

2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院

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