今回は、身体の栄養素として欠かせないビタミンBとCについて解説していきたいと思います。
ビタミンC
ビタミンCは、多くの生命維持機能に重要な役割を果たす栄養素です。私たちの体内では生成されないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。
ビタミンCの歴史
- 18世紀初頭、壊血病(スコービー)の治療において発見された。
- 1933年、ハンガリーの科学者アルバート・サンギョルギによって初めて純粋な形で抽出された。
- その後、ビタミンCは免疫系の強化や健康維持に重要であることが明らかになりました。
ビタミンCの効能
- 免疫系の強化: 白血球の機能を高め、感染症からの防御に役立つ。
- コラーゲンの合成: 皮膚、血管、骨などの健康を維持し、傷の回復を促進する。
- 抗酸化作用: 細胞を酸化ストレスから守り、老化防止やがん予防に寄与する。
ビタミンCの弱点
- 熱や光、酸素によって簡単に壊れてしまう。
- 水溶性であり、体内で貯蔵されないため、意識して摂取する必要がある
効果的な摂取方法
- 新鮮な果物や野菜が豊富
- オレンジ、キウイ、グレープフルーツ、イチゴはビタミンCが豊富。
- 緑黄色野菜(ブロッコリー、赤ピーマン、ケール)。
- 生で摂取することで、ビタミンCの損失を最小限に抑えられる。
- サプリメント:
- 日本の推奨摂取量は1日に100mg程度。
- 過剰摂取は腎結石のリスクを高めるため注意が必要です。
ビタミンB群
次にビタミンB群は、体のエネルギー産生や神経系の機能維持、皮膚や髪の健康に欠かせない栄養素です。この記事では、ビタミンB群の効果、歴史、摂取の弱点、および効果的な摂取方法について詳しく見ていきましょう。
ビタミンBの効果
ビタミンB群には、B1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、B6、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12といった種類があります。これらはエネルギー産生に関わる重要な役割を果たし、炭水化物、脂質、タンパク質の代謝に必要不可欠です。また、赤血球の形成を助け、神経系の健康維持にも関係しています。
ビタミンBの歴史
ビタミンB群は、20世紀初頭に発見されました。最初に発見されたビタミンBは、脚気の治療に関連するビタミンB1でした。その後、科学者たちは、ビタミンB群が多岐にわたる健康上の利点を持つことを明らかにしました。
ビタミンBの摂取における弱点
ビタミンB群は水溶性であるため、体内で長く保持されず、定期的な摂取が必要です。また、加工食品やアルコールの摂取によってビタミンBの吸収が阻害されることもあります。特にビタミンB12は、主に動物性食品に含まれるため、ベジタリアンやビーガンは不足しがちです。
効果的な摂取方法
ビタミンB群を効果的に摂取するには、全粒穀物、肉、魚、卵、乳製品、豆類、種子類、緑黄色野菜など、多様な食品をバランス良く食べることが重要です。特にビタミンB12は、サプリメントや強化食品を利用することで、ベジタリアンやビーガンでも十分な量を確保することができます。また、水溶性ビタミンであるため、水で長時間煮ることなく調理することで栄養素の損失を最小限に抑えることができます。
ビタミンB群やCは、健康な生活を送るために不可欠な栄養素です。バランスの取れた食事と適切なサプリメントの利用により、この重要なビタミン群を十分に摂取することができます。
まとめ
栄養素は、バランスよく摂取することがとても大切です。どの栄養素をとると良いと言われたりしますが、身体は一つの栄養素ではできていません。なので、良い栄養素を摂る事で健康で元気な生活を送ることができる可能性があがります。つくし鍼灸整骨院では、腰痛や肩こり、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、変形性股関節症などの施術も行っていますが、栄養などのアドバイスも行っておりますので、お気軽にお聞きください。
コラム執筆・監修者
合同会社 Rerise
つくし鍼灸整骨院
代表取締役 東 智博
厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員
経歴
墨田区内整骨院勤務14年
2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院開院