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ペットボトル症候群とは

甘い飲み物を大量に摂取することによって起こる、急激な血糖値の上昇により引き起こされる急性の糖尿病合併症です。特に10代から30代の若年層に多く見られ、肥満傾向にある方に特にリスクが高いとされています。

症状

  • 著しい喉の渇き
  • 多尿
  • 倦怠感
  • 吐き気
  • 腹痛
  • めまい
  • 意識障害

重症化すると、糖尿病性ケトアシドーシスとなり、昏睡状態に陥ったり、命に関わることもあります。

原因

ペットボトル症候群は、主に以下の2つの原因によって引き起こされます。

  1. 糖分の過剰摂取

スポーツドリンクやジュースなどの甘い飲み物は、糖分が多く含まれています。短時間で大量の糖分を摂取すると、血糖値が急激に上昇し、体に様々な悪影響を及ぼします。

  1. 水分補給の誤解

喉が渇いたと感じると、多くの人がスポーツドリンクやジュースなどの甘い飲み物で水分補給しようとします。しかし、これらの飲み物は利尿作用があるため、実際には水分補給の効果が十分ではありません。

スポーツドリンクやジュースに含まれる砂糖の量は、製品によって様々ですが、一般的に500mlあたり10g~50g程度含まれています。

スポーツドリンクの場合、製品によっては糖質ゼロのものもありますが、多くの場合、500mlあたり20g~30g程度の糖質が含まれています。これは、角砂糖5~8個分相当の砂糖量です。

ジュースの場合、種類によって糖質量に大きな差があります。

  • 果汁100%ジュースの場合、500mlあたり50g~60g程度の糖質が含まれています。これは、角砂糖12~15個分相当の砂糖量です。
  • 果肉入りジュース炭酸飲料の場合、500mlあたり40g~65g程度の糖質が含まれています。これは、角砂糖10~16個分相当の砂糖量です。
  • スポーツドリンクと同じように糖質ゼロのものもありますが、人工甘味料が使われていることが多いため、注意が必要です。

予防対策

ペットボトル症候群を防ぐためには、以下の点に注意することが大切です。

  • 水分補給は水や麦茶などの無糖飲料で行う
  • スポーツドリンクやジュースは、適度に摂取する
  • 喉が渇いたと感じたら、こまめに水分補給をする
  • 肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクがある場合は、特に注意する

まとめ

ペットボトル症候群は、適切な対策をすれば防ぐことができます。夏場は特に水分補給が重要になりますが、甘い飲み物ばかりではなく、水や麦茶などの無糖飲料をこまめに摂取するようにしましょう。また、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクがある場合は、特に注意が必要です。

補足

  • 糖質は、体内で分解されるとブドウ糖になり、エネルギー源となります。
  • しかし、糖質の過剰摂取は、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めることが分かっています。
  • 厚生労働省は、1日の糖質摂取量の目安を、男性で70g、女性で60gとしています。

飲料を選ぶ際のポイント

  • 栄養成分表示を確認し、糖質量が少ないものを選ぶ
  • 無糖飲料や糖質ゼロ飲料を選ぶ
  • 水や麦茶などの無糖飲料をこまめに摂取する

ペットボトル症候群のリスクが高い方

  • 肥満傾向にある方
  • 糖尿病の家族歴がある方
  • 普段から運動不足の方
  • 暑い日に長時間屋外にいる方

これらの点に注意して、健康的な水分補給を心がけましょう。

参考文献

 

コラム執筆・監修者

合同会社 Rerise院長

つくし鍼灸整骨院

代表取締役 東 智博

厚生労働大臣認定 柔道整復師 鍼灸師 専科教員

経歴

墨田区内整骨院勤務14年

2019年7月 台東区北上野につくし鍼灸整骨院を開院

 

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